オタクな妹と非オタの姉

ある一家の末っ子がオタクとして生きている。一方、姉は非オタである。そんな姉妹と(時々家族と)の備忘録。

オタクな妹と非オタの姉③

お久し振りです、こんにちは。

前回のブログを見てみると半年以上前で驚きました。あっという間に秋になってしまいましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

あたくし、妹は相も変わらずオタクをやっております。むしろオタクじゃなかったら生きていけないと思うのですよ。子供の頃から漫画、アニメ、ゲームが身近にありましたので、なくなるなんて考えられません。もはや酸素や水と同じくらい重要なモノだと思ってるんですよね。

妹からそれらを取り上げてしまったら廃人になってしまうと確信しているので、卒業することはない、と言い切れます。

 

だいぶ話が逸れましたが、こんな世の中になってしまい、推し活&遠征ができなくてギリリとすること、涙を流したことがいっぱいありすぎて……思い出すだけでも辛くてしんどくて悔しい気持ちで落ち込んでしまうのですが、今の時代はネット通販、ネット配信などもやってくれるのでとても有り難いのです。

遠征に行かずともグッズが手に入れられることの有難さといったら……感謝しかないです。

通販決定してくれた関係者の方々、出荷準備をしてくれた方々、配達してくれた皆様、ありがとうございます!

 

……でもさすがに遠征したいですね。行きたいところ食べたいもの会いたい方々が山ほどあるので、ほんとにほんっとに早く落ち着いてほしい次第であります。

舞台にもライブにもコラボショップにも行きたいんですよ、妹は!!!

 

こんな世の中になってしまったわけですが、余計に「オタクで良かった~~~!!!」と心から思う時が多くなりました。

仕事で嫌なことがあっても推しの姿や推し関連の情報、推しジャンルの新作情報などを摂取するだけでメンタルが回復するので、「我、単純だな!?」とは思いますが、自分の気持ち(テンション)を上げる術を知っているということは強みでもあると思います。

 

ストレス社会で生きるにはオタクになるべき!!!

 

いや、でもライバルは少ないほうが……いやいや人が少なすぎても終わってしまう可能性も高いのである程度の人気は大事だと思います。

といっても妹が沼ってるジャンルはほどよく大きな作品が多いので大丈夫だとは思うのですが、【サービス終了】という文字を目にすると心が苦しくなるので、そうならないようにお布施という名の課金は大事!!!これは自分への投資!!!として沼っているコンテンツにはお金を落としています。

 

またまた話が逸れてしまいましたが、今回の本題。

れっつ、オタクライフ!

 

あれは3月の下旬の出来事である。

妹の推してる三大ジャンルの一つである「ワールドトリガー」があの「アベイル」さんとコラボするという情報が発表になり、歓喜!!!(そして第二弾も決定してます!ありがとうございます!11月も行きます!!!)

地元にはなかったが、隣の市には店舗があったので日程も土曜日に発売開始されることも決定していたため、発売日は休みをもぎ取り、万全の態勢で挑む気満々の妹。

もしもの保険のために姉にもすぐ連絡をする。抜かりはない。そういうことは早めの行動ができる不思議。

グッズの詳細もでていたので、どれを購入しようかワクワクしていた矢先、思いも寄らなかったお知らせがくる。

あまりの反響に問い合わせが多く、まだ発売もされていないにも関わらず追加生産が決定するという異常事態が起こったのだ。多くのお客様へお届けできる準備をする、とのこと。なんという素晴らしい対応…!

ええ、待ちますとも!!延期やら中止が多いこのご時世、多くのお客様へお届けしたいがために関係者の方々が頑張ってくださるのだ、我々は喜んで待とうではないか……。

ということで、コラボグッスの発売が5月下旬に。

それからは指折り数え……てもいないが、あっという間にコラボグッズの発売日。

妹は休みをもぎ取り、万全な態勢で挑む!

はずだった。

悲しいことに時間配分を間違えてしまい、開店時間に間に合わないという事態に……。

なんという不覚…!あれほど!早め早めの行動を!と心掛けていたのに!!

オタクは好きなもののためなら、苦手なこともやろうとする性質を持っていて(持論)朝が苦手でも遠征やコラボグッズのためならば早起きもできるし、コミュ障であっても推しのためならば交換のやりとりもするし、頑張れるはずなのに。

しかもワ民(※ワートリファンの通称)は他のジャンルとはちょっと違っていて年齢層が幅広く、老若男女に人気ゆえにグッズの駆逐スピードが半端ないのだ。

それを知っていたはずなのに時間配分を間違えるという致命的なミス……

いくら田舎と言えど、あっという間に駆逐された日があったではないか!!!(鬼退治ジャンルのぬい)

急いで車をぶっ飛ばし、隣の市にあるアベイルさんへ。

ちなみにその日の前日、姉にはもう連絡済であった。

 

妹「明日からワートリコラボグッズ発売するんだけど、時間合ったらでいいのでお願いします」

姉「行ってくるよ!近くだし。欲しい物なに?」

 

 

ありがとう、姉!!!

 

ということで、姉も参戦してくれることになり、しかも開店時間前には行ってくれていた。

が、さすが都会。開店時間前だというのに100人はいたようで(整理券配っていたらしく姉がちょうど100番だった)とても驚いたいた。

10時ちょっと過ぎに到着した妹。店内を見渡してみても並んでいる感じはなく……あれ?もしかしてやってない!??

その間も姉とのやりとりは続き、姉のほうはすでにもう在庫がなくなった物もあるという……恐ろしや。

悲しみに暮れながら店内を見て歩く妹……夏服でも買って帰ろう……そんな風に思っていた所に飛び込んできたアベイルの袋からうっすら見える風間隊のエンブレム!!!

あれはクッション!!!

もう一度店内を見渡してみるも、やはりどこにもないため、これはもう店員さんに聞くしかないとレジへ向かったみると、なんということでしょう。

レジの後ろに二宮隊と風間隊のクッション、靴下などがあるではないか…!

そりゃあ店頭に並んでないよ…だってレジで欲しいものを指定して即購入するシステムだったんだから…。

早くから店員さんに聞いとけば…目の前で嵐山隊のTシャツ完売を見ることはなかったのに……。

お目当てのクッション、靴下、ポーチは購入できたが、玉狛支部Tシャツ、嵐山隊Tシャツは完売しておりました…泣いた。

こればかりは仕方ない……と泣く泣く諦めて、未だ購入できていない姉に連絡をするも、次々に完売していくコラボグッズ…。お願いしていた靴下も完売になった模様。

嵐山隊のTシャツはまだ大丈夫とのことで、ひと安心したけれどやはり玉狛Tシャツは売り切れてしまっていた……が、「ちょっとまって。もしかして買えるかも?今、アナウンス流れた」とのこと。

それから連絡は途絶え、ドキドキしながら店内を回る妹。

そして姉からの電話が来たので、急いで移動し、電話開始。

 

姉「買えたよ~!」

「嵐山隊……えっと、赤いやつ?」

姉「それと青色のやつも~」

「え!? 完売したんじゃないの??」

姉「そうなんだよね、一回完売のアナウンス流れたんだけど、在庫ちょっとだけ復活したみたいでさ」

「まじか~~~!!! 圧倒的感謝!ありがとうございます!!!」

姉「……実は買えたの有難い運もあってさ…」

「ん?なんかあったの?」

姉「んとね、最初は整理番号100だったんだけど、私の前に男の子、後ろに母親らしき人がいてさ、挟まれてたんだよね」

「なんでそんな順番になっちゃったんだ笑」

姉「母親が一足遅かったみたいでさ、間に入って会話されるのもなんだかなぁって思ったから、お母さんに前どうぞって言ったんだけど、前に行くの悪いから息子さんを後ろに下げてくれて、整理番号99になったのよ」

「えっその親子めっちゃいい親子!」

姉「そうなの。普通はひとつでも前に行きたいだろうに、私を先に行かせてくれて……有難いなぁって思っていたら、Tシャツのアナウンスあってね」

「さっき言ってたやつ? 買えたってことは在庫ギリギリだったってことだよね…」

姉「最後の1個だった……」

「なんと!!??」

姉「あの親子のおかげで青色Tシャツ買えたんだよ~」

「まじか~~~!!!?? うわーーーそれは有難すぎる……」

姉「自分の物だったら迷わずに前どうぞって言えるんだけど、妹のためだからね。最後の一つだったから後ろの親子が買えなかったことに心が痛んだけど、これも運だと思って有難く買わせてもらいました」

「おおお……ありがとうございます…! あの親子にこれからいいことあるように願うわ…」

姉「だねぇ。まさかこんなことになるとは思わなかったよ~」

「朝からありがとうございます! お金はきちんと支払います!」

姉「お役に立てたなら良かった。 じゃあこれから店内見るよ~」

「はーい!お疲れ様でした! また連絡します!」

 

ということで、無事に玉狛Tシャツと嵐山隊Tシャツを手に入れることができたのでした!!!わーーーーーーい!!!!

姉にも親子にも圧倒的感謝~~~!!!

不思議な運と縁があり、手にすることが出来たコラボグッズ。

この出来事はきっと忘れることはないだろう……。

Tシャツは一度も袖を通していないけれど、大事にとってあります。ワートリ合宿で着るんだ!!!

 

来月に発売されるアベイル×ワートリのコラボグッズ第2弾。

前回の温かいエピソードを胸に、第2弾も意地でも手に入れたいと思います!

 

ではでは。